世界の窓

備忘録コミックエッセイ

美術館で作品を見ながら思った話です。漫画1pです。

こないだいったピータードイグ展で、絵画が夢を写す窓みたいだなと思った話を書きましたが、

今日はインスタレーション、映像作品、彫刻、体験型作品がほとんどだったのですが、やはり同じように窓なのだと思いました。

私たちが普通に生きているだけでは、他の人の見る世界に触れることはないですが、作品を通じて、すぐそばにあるけど見えていなかった世界、様々な視点での世界、遠くの世界、脳内、心理など普段は目に見えない世界などが、すぐ目の前に現れます。

決して、その世界に入れるわけではないです。

でも、遠巻きに眺めることもできるし、窓を開きできるだけその世界のことをよく観察することもできます。

風景を見て、美しいなと感じることもあれば、ひどいなと思うこともあるけど、風景を理解しよう!と頑張る人はすくないし、理解できないことを責める人なんかいないです。

理解は、してもしなくてもいいけど、人のことなんか絶対理解できないから、想像でできるだけ近くに行こうとすることしかできない。
鑑賞者はただ感じて、考えることがあれば、考えればいいんじゃないかなと思います。

抽象的なようで、とても具体的な話です。


感性についての本と、抽象についての本。どっちも大好きなので記事書いた。

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