ダイエット幻想

メンタル・体調

「ダイエット幻想」を読んで思ったことです。漫画1pです。

Amazon.co.jp: ダイエット幻想 ──やせること、愛されること (ちくまプリマー新書) 電子書籍: 磯野真穂: Kindleストア
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きっかけはちくま文庫のセールでオススメ本として紹介をされていたことでした。

ダイエット中なので目をひき、購入。

軽い気持ちで読み始めたら、びっくりすることがたくさん書いてあるんです。

たとえば、日本の女性の体重は、日本が食糧難だった時代よりも低く、健康を害する低体重になっていること。

シンデレラ体重と呼ばれるBMI18.5が、栄養失調の指標となる数値であること。

日本にいる痩せ過ぎの女性が先進国の中ではダントツに多いということ。

痩せたいと思うに至る文脈や、ジェンダーとの密接な関わり。

糖質制限をダイエットに利用する妥当性などなど…。

眼から鱗の連続でした…。

読んでいる途中の私の感想です。

今までこういった現実に無自覚で、かといって私は誰かのために痩せたいとか、

モテたいから、選ばれたいから痩せたいとは思っていませんでした。

なんならそういう考え方は嫌いだし、私は私が楽しくなるために痩せるんだとおもっていました。

でも、ダイエット神話から抜け出しているわけではなく、ガッツリその文脈にのっかっていると気づきました。私の「自分が楽しくなるために痩せたい」という気持ちでさえ、大いなる流れの一部に過ぎませんでした。

改めて自分の姿を鏡で見ると、決して太ってはいないことに気づきます。

太ってはいないけど、自分の理想の体型ではない。だから脂肪を減らしたい。

あれ?ほんとに食べたいごはんを我慢してロカボに取り組む意味ある?
ご飯を食べるときになによりダイエットのことを考えてしまう人生でいいの?
私に必要なのは適度な運動ではないの?そしてそれはいま出来ているのでは?

と思いました。

そしてダイエットの方針を変えようと決めました。

今でもかなりゆるやかにダイエットしているつもりでしたが、根本的な考えが変わったので、取り組む姿勢を見直したいと思います。

『ダイエット』の語源は「生き方」なんですと。ちょうどいいなと思いました。

生き方を考え、生活を考え、見なおし、自分の姿や自分の願望と向き合いながら生きていけるといいなと思います。

この本の最終章、読んでいて泣いてしまいました。

点と点をつなぎながら、生まれたてから今、そして未来を一本のラインで考えるのだそう。この考え方、すごく好きです!

ここだけ切り取るとよくわからないですね。気になった方はぜひ読んでみてください!


紙の本もあるよ!

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