3月はとにかく体調が悪かった。ノロに始まり、最後まで人がおかしくなる木の芽時の力を大いに感じる月だった。外出をしても疲れて寝てしまうことが多く、迷惑をかけた。でも、気づきを得る月でもあった。気候の前にはどうすることもできない体調を、コントロールしようと思うこと自体に無理がある。私は病気になって休んでいるのに、どうしてもサボっているような気になり罪悪感を持っていた。普通の人だってしんどい時期だ。なぜ病気の自分が体調をコントロールできると思ったのだ。思い上がりも甚だしい。そう気づいたら、休むことに抵抗がなくなり、ずいぶん楽になった。体は重いが…
今、病気で苦しんでいる人がいたら、その人にあなたは悪くないと言いたい。自分にはどうしようもできないことがたくさんある。自分の体調だってコントロールはできない。できるとすれば、考え方や行動だけ。疲れた、眠いは体からのサインで、そういう時は抵抗せずに休んだほうが、結果的に早く治る。
何にもしなくたって、別に悪いことはないんだ。生きているだけで十分だ。